(令和6年8月27日更新)

令和6年度 開催

児童の健全育成に携わる専門職や専門職を志す学生に向けた

自己探究&スキルアップセミナー

『子どもを知る、遊びを知る、自分を知る』

11月開催:千葉県習志野市開催

1月開催:福岡県福岡市開催


■ 開催地  千葉県習志野市開催・福岡県福岡市開催

■ 日 程   千葉:2024年11月2日(土)~11月3日(日)

        福岡: 2025年1月18日(土)~1月19日(日)

■ 場 所   千葉:トーセイホテル&セミナー幕張 (千葉県習志野市茜浜2-3-2)

        福岡:りすのこスクエア (福岡県福岡市中央区大手門3丁目15)

■ 受 付   千葉:トーセイホテル&セミナー幕張1階『かすみ』受付開始9時30分 9時55分までに集合完了

        福岡:後日掲載予定

■ 対 象   子どもの健全育成に従事されている方/子どもの子育て政策等にご関心のある方

       スポーツ指導者/児童館職員/放課後児童支援員/教員/プレイパーク指導員/保育士/専門職を志す学生/

        子育て支援課等行政職員/地域コーディネーター/理学療法士(医療従事者) /研究者など

■ 定 員    30名(先着順)

■ 費 用    2日参加:一般 30,000円(税込)学生 20,000円(税込)

         1日参加:一律 15,000円(税込)

         ※教材費、施設費、2日間の昼食代、懇親会費、保険代を含む

■ 助 成  独立行政法人国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金助成活動


<<主催者 挨拶>>

 「子どもの健やかな成長に、たくさんの地域力を!」

引原 有輝

  (一般社団法人ファンプレイヤー代表理事/千葉工業大学創造工学研究科教授)

 

 本セミナーは、たくさんの皆さまからのご支援を賜り、昨年度は、千葉で1回、愛知で1回、札幌で1回の開催が実現できました。本年度は、11月の千葉開催に加え、1月に初めて福岡で開催することになりました。このセミナーでは、参加者の方々と共に「遊び」の講義、ワークショップ、実践を通じて深く遊びを探究しつつ、「遊ぶ」ことの重要性を共有していきたいと考えています。昨年度、こども家庭庁が新設され「こどもまんなか社会」という言葉があちらこちらで耳にすることも多いかと思います。私たちの社会は今、超少子高齢社会を目の当たりにしており、多くの社会問題が山積しています。そのような中で、どのようにこどもまんなか社会を実現できるでしょうか。皆さまが考える「こどもまんなか社会」とはどういうものでしょうか。デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む社会の中で、人々の生活は本当に豊かになったと言い切れるかは疑問が残ります。大人が創り上げる社会的価値や仕組みの中で、子どもたちは今、何を望み、何を選択できるでしょうか。誰もが心身ともに満たされたウェルビーイングな社会とはどういうものでしょうか。目に見えるハード面(テクノロジーやそれを活かしたモノづくり)ばかり注目されていますが、ソフト面(人の倫理観、道徳観などの人間形成や人と人との絆)の充実はどのようにして可視化し、そして相互理解に繋げていけるでしょうか。「こどもまんなか社会」という言葉が、大人の事情や目論見のために利用され、外強中乾・有名無実にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか。日本は、「子どもの権利」についての理解が遅れていると言われます。「子どもの権利」を知識として理解することは簡単かもしれませんが、本質を理解し、適切な行動に移すことは難しく感じることも多いでしょう。とはいえ、「子どもの権利」についてきちんと向き合い、子ども達が明るい未来を切り拓いていけるように寄り添うことは私たち大人の責務だと感じています。本セミナーでは「遊び」の持つ力について深く知り、他者と共に遊ぶ「共遊」の面白さや大切さを認識すると共に、「子どもの権利」について参加者の皆さまと理解を深めながら、本当の意味での「こどもまんなか社会」の実現について考えてみたいと思っています。


■ スケジュール(千葉開催の場合)

<<11月2日(土)>>

09:20~   受付開始

10:00~   開講式

10:30~   講義プログラム

       ∟Part1 子どもの発育発達の個人差と子どもを取り巻く社会課題

       ∟Part2 子どもの社会的、情緒的(非認知能力)、身体的(運動)発達に欠かせないこと

【昨年度受講者のプログラムへの感想】

「子どもの成長の個人差とそれに関連した社会問題がこれほど深刻だと思わなかった・・・」

「子どもにとって、なぜ遊び(遊ぶ)が大切なのかを理論的に深く知ることができた!」

「子どもの遊びが将来の学び(学ぶ)にいかに重要であるかを理解できた」


12:00~   ランチセッションプログラム

       『子どもの権利』について考える

ゲストスピーカー:井上 由惟子(イノウエ ユイコ)さん 一般社団法人S.C.P.Japan代表理事

【活動略歴】

元女子サッカー選手。引退後はJICA協力隊の体育隊員として2年間ブータンで過ごし、帰国後は日本サッカー協会や日本障がい者サッカー連盟などで勤務。筑波大学大学院「スポーツ国際開発学共同専攻」の修士課程を修了。2020年一般社団法人S.C.P. Japanを設立し、スポーツを通じて誰もが自分らしく生きられるインクルーシブな社会の実現に向けて様々なプロジェクトを実施している。また、スポーツの現場で人権が守られ、誰もが安心安全にスポーツを楽しめるようセーフガーディングの実践・普及にも取り組んでいる。

【紹介記事】

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR3H4QQMR3FUTQP018.html

https://scpjapan.com  (一般社団法人S.C.P.Japanホームページ)



13:15~   ワークショッププログラム①

       ∟集団遊び・運動遊びの解剖学「遊びから見える人間形成の本質」 

       ∟行動科学的視点から子どもの集団遊びを分析

【一昨年度受講者のプログラムへの感想】

「子どもへの支援アプローチの仕方における視点が広がった!」

「スポーツ指導の現場での子どものふるまいに戸惑うことも多かったが解消できた!」

「子どもと日常的にかかわる職域としての責任を痛感した」


15:30~   実践プログラム①

       ∟遊びの面白さ、広がりの体験

       ∟共に遊ぶ(共遊)のファシリテーションスキルを習得

【一昨年度受講者のプログラムへの感想】

「スポーツ指導現場で大いに活用できると感じた!」

「普段、子どもが遊んでいる光景を見るばかりだが、まさか大人がこれほど夢中になると思いもしなかった」

「同じ遊びのように見えても、少しアレンジするだけで動きも面白さも違うことに驚いた!」


18:30~   対話プログラム&懇親会プログラム

       ∟プロフィールプレゼンテーション&指導・支援現場の問題共有

       ∟子どもとの関わり合いスキルを考える

【一昨年度受講者のプログラムへの感想】

「今まで繋がりがなかった方々と繋がりを持てたことが嬉しかった」

「同じ子どもの現場で働いている方々の悩みや課題を共有できたことは、自分の職域にも活かせると感じた」

「異業種間の繋がりがとても新鮮で、今後、何らかの形で協働できたらと思った!」


<<11月3日(日)>>

09:30~   ワークショッププログラム②&実践プログラム②

       ∟創造的思考を最大限に活用した遊び開発プロセスを体験する(ASOBI Creatorプログラム)

       ∟開発した遊びを仲間と共遊する


【一昨年度受講者のプログラムへの感想】

「子どもの頃に戻った。子どもの頃、遊びを通して多くの気づきがあったことが思い出された・・・」

「弊社の新入社員研修・中堅研修でもぜひやってもらいたい。チーム・組織のメンバーをよく知れる機会になる」

「遊びを創り出すことにこんなに頭を使うとは思わなかったし、普段、自分の思考が停滞していたことを気づかされた 」

「みんなで創り上げた遊びを実践するのはすごく楽しく久しぶりにこんなに笑った」 


13:00~   ワークショッププログラム(LEGO®シリアスプレイ)③

       ∟ウェルビーイングの実現に向けて子どもの教育において大切なことを考える

       


【昨年度受講者のプログラムへの感想】

「LEGOってやったことなかったけど楽しい!思わず夢中になって作っていた!」

「自分でも気づかなかった自分の中の考えに気づくことができた」

「地域の在り方に見直しが必要だと思ったし、地域にもっと関わっていく動機づけになった」


15:45~   キャリアデザインプログラム

       ∟持続可能なキャリアを考える

       ∟外部環境に対応した自身の付加価値を創出する


18:00~   修了プログラム

       ∟修了証の贈呈式・交流会員の認定式

18:30    完全撤収・解散


※本セミナーは、『子どもゆめ基金』の助成を受けて開催します

子どもゆめ基金助成活動名『児童の健全育成に携わる専門職や専門職を志す学生に向けた遊び探究セミナー』